エクバ2の同時hit仕様変更
なんと、エクバ2では同時hitの仕様がマキオンから変更になった事が判明しました
マキオンからエクバ2に移行するにあたって様々な仕様変更が行われていますが、どうやらエクバ2では同時hit時のダメージ計算方式が従来の方式からバーサスと同じ方式へと変更になったようなのです。これからその変更内容と、変更が具体的にゲームにどのような影響を与えるのかについて解説していきたいと思います。
- 変更内容
旧方式
「複数の攻撃が同時hitした場合、ダメージ、ダウン値、補正値を合算した1つの攻撃としてダメージ計算を行う」
新方式
「複数の攻撃が同時hitした場合、通常の順次hitと同じようにダメージと補正値を計算するが、ダウン値のみ合計を1つの攻撃として扱う」
- 同時hit時のダメージの低下
旧方式では複数の攻撃のダメージと補正を合算して一度に与えるため、同時hitした攻撃はお互いの補正値の影響を受けませんでした。それにより同時hit時はマイナス要素である補正値から受ける影響が軽減され、与えるダメージが通常より高くなっていました。
極端ですが例を出しますと、威力70のBRが3発当たったときそのBRが全て同時hitであったか通常通り順次hitしたかで
順次hit
70×1.0=70、70×0.7=49、70×0.4=28
70+49+28=147ダメージ
同時hit
70+70+70=210ダメージ
このようにダメージ効率に大きな差が生まれます。
しかし新方式ではダメージ計算そのものは順次hit時と同様に行うため、補正値の影響を通常通り受けてしまいます。そのため旧方式と違い与えるダメージが変化しないので、今作では同時hit時に与えるダメージは低下したと言えます。
ただし、ダウン値に関しては変更が無いため、従来通り同時hitを利用して本来はダウン値がオーバーしてしまうために当てられない攻撃を当てる事でダメージを底上げすることは可能です
- 同時hit前提の武装の弱体化
ノワールのサブやフォビメイン、DX特射のような、主に2本の弾を並べて撃つタイプの武装がこれに該当します。(他のタイプの該当武装もあります)これらの武装は敵を芯に捉えると2本が同時hitするため、同時hitが頻発します。それどころか、同時hit前提でダメージが調整されていると言っても良いでしょう。しかし前項で書いたように、エクバ2からは同時hit時に与えるダメージが低下しています。そのため、今回の仕様変更に合わせて個別にダメージを調整されていない限りは該当武装全ては事実上の下方修正を受けたと言えるでしょう。
- 拡散系武装による極大ダメージ問題ほぼ解消される
ナイチゲールのレバ特射csやフルクロスの特射、VSABの特格のような拡散系武装が該当します。これらの武装は基本的に同時hitしないように弾の発射タイミング等が微妙にズレおり、前項とは逆に同時hitしないことを前提にダメージが設定されています。本来であれば、真正面から0距離で当てようとも複数の弾が順番にhitするようになっているので普通なら特に問題は無いのですが
弾と重なった状態で無敵時間が切れる
バリア等で中途半端に防いでしまう
すり抜け格闘等で機体の被弾判定がいきなり大きくなってしまう
等特殊な当たり方をすると同時hitしてしまう現象が発生することがあります。旧方式でこの現象が発生した場合、本来は200にも達しないダメージが300を超えることも珍しくないです。このTwitterでも定期的に見かける非常に理不尽な現象ですが、新方式であるならばダウン値超過によるhit数増加こそ残るものの補正によってダメージが大幅に低下してくれるため、問題としてはほぼ解消されたと言えるでしょう。
- その他運要素の軽減
拡散系程の問題ではないですが、例えばズンダの最後のBRと味方の単発ダウンビームが偶然同時hitになった…弾幕ミサイルが誘導の関係で偶然同時hitになった…等、同時hitの偶然によってダメージが高くなることはそれほど珍しくはありません。今回の変更でそれらの偶然によるダメージ増加が緩やかになり、ダメージの振れ幅が減り安定したゲームになると思われます。
- まとめ
今回の変更で同時hitによる理不尽大ダメージが遂に解消されました!ただ同時hit前提の武装が実質弱体化を受けてしまった事に救済は無いものか…新規で追加された機体達や武装調整は計算方式を考慮されたうえでダメージが決定されてるから問題無いんでしょうけどね
ちなみにDXのサテライトもフルヒット286ダメージから272ダメージにまで落ちました…